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バイオリンの材質

2020年04月17日

バイオリンの本体の材質についてのお話し。。表板は松、と言っても日本の曲がった松ではなく、スプルースという真っ直ぐな松です。音の振動が伝わりやすい柔らかさと適切な強度をもつ素材です。今はなかなか良い素材が手に入りにくいそうですね。同じ松でも生育環境にとってはバイオリンに適さない物もあります。日当たりの良い、肥沃な土地でのびのび育った木はダメなんだそうです。日が当たらない断崖絶壁の様なところで人知れずちょっとずつちょっとずつ成長した木は年輪の密度が高く、よく響くバイオリンに適した木なのだそうです。その木を何十年も寝かして、乾かしてからでないと加工出来ないのですから気の長いはなしです。バイオリンの裏板と横板は楓(メイプル)です。硬くて音を良く反響させる素材です。表と裏板は、弓で弾く所の駒の下(中)の魂柱と呼ばれる細い小さな柱で繋がっています。その柱を通して音を振動させ共鳴させています。。。魂柱は固定されておらず、長さや場所などを微妙に調整してもらうと全体の状態が変わります。バイオリンは不思議な楽器で、バイオリニストのテクニックや、超絶技巧な楽曲が現れる前に、ストラドの時代(4世紀以上前)に完成してしまいました。楽器としてはその頃が絶頂期でした。ストラドについては膨大な書籍や薀蓄が溢れていますのでお任せしますが、その頃の歴史などについては、別の機会に記します。

 
 

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