「愛が無ければバイオリンなど習わない方がましである。」
20世記の巨匠ユーディメニューインの言葉です。高校生の時出会ったこの言葉は生涯の課題です。
私についてあるシニアの方は「どんなに出来なくても叱らない優しい先生だと聞いて参りました。」とおっしゃっいました。
またある成人女性は「確かに練習してないけど。ただ楽しみたいだけなのに。」と怒ってやめてしまいました。
私は子供の頃、「どんなに厳しくても良いから上手になりたい。」と思っていました。
1人1人のニーズに合わせる為、又しっかりと技術が伝わる為には、ただ技術を教えるだけではなく、信頼に基づくコミュニケーションが大切です。
元々音楽は楽しむものですから、その方が、レッスンに何を1番求めているかをつかむ事が重要です。
生徒さんの年齢や状況によっては遊びながらレッスンする事も必要ですが、根気強く厳しく課題を進める時期も大切です。
様々な方がいらっしゃる事を通して私自身が、生徒さんから学ばせられる事が多いと感じています。
音楽を通して共に成長する教室でありたいと思います。