2020年03月15日
楽器店に行くと、様々な種類の弦があるので、どれが良いのか迷ってしまうかもしれませんね。弦には3種類あります。芯の素材が、1スチール 2ガット 3ナイロンの3種類です。弾き手の好みやバイオリンとの相性もあるので、色々試してみるのも良いかもしれません。ガットはいわゆる羊の腸を加工した物です。表現力がとても豊かですので私の学生時代は「弦はガットじゃないとダメ」という認識でした。当時のガット弦は高価で、環境によって伸び縮みしやすかったです。本番前には切れた時の為に予備に、弾きこんだもの用意するなどとても気を使いました。又、ガットは巻いて保管出来なかったので専用の筒に入れて大切に扱っていました。その後、ドミナントが開発されて安定性が高くリーズナブル。音色もガットに近い画期的な弦でした。N響の大林さんも「これは便利!」とおっしゃって使っていました。 今はナイロン弦も多様化して、用途も価格も色々です。UNIQLOの下着素材も物凄く進化していますが、弦の素材も又しかりです。ちなみに私はGⅮA線はドミナント、E線はピらストラロのゴールドを使っています。実用的なのです。