中原さん、90歳のお誕生日おめでとうございます！｜バイオリン・ピアノ教室をお探しなら所沢市にある門目音楽教室へお越しください！

先月、中原さんが９０歳のお誕生日を迎えられました。まだまだお元気で現役でご活躍なさっている中原さんですが、コロナの影響で沢山のひとが集まる会合や現代詩のご指導などは、しばらく自粛しなければなりませんでした。　　人は普段、時間があれば日頃できなかったことがいくらでも出来る様に考えがちですが、今回のコロナ騒動で、柔軟な若い世代でも日常生活を奪われたショックで、大好きなことさえ手につかなくなってしまう場合もある事が分かりまた。　　そんな中で、中原さんのレッスンを再開して感じたのは練習時間はともかく、以前よりも真剣にレッスンに臨む様になったという事です。バイオリは、十分の一ミリ単位で音程が変わるデリケートな楽器ですから、どんなに一生懸命に練習しても初心者はピアノの方々より下手くそに聞こえてしまうものです。昨年の武蔵ホールでの発表会でのアンサンブルでは、中原さんにはパッヘルベルのカノンの通奏低音を弾いて頂きました。本来チェロのパートで、８つの音を繰り返し弾きます。その上でメロディーがくるくると様々な踊りをする様な構造の美しいメロディーはあまりにも有名です。中原さんは先週「カノンのメロディーを弾きたいな。」とおっしゃいました。シニアのレッスンは完全オリジナルレッスンです。無理なことは致しませんがご本人の希望には最大限寄り添いますので、ダイジェスト版カノンを書きました。「もし私が９０歳まで生きたとして、全く新しい事にここまで挑戦できるだろうか…。」そう考えると本当に貴重なチャレンジだと思います。９０歳でカノンデビュー‼応援します。